弊社(株式会社ラクトザイム)の公式ブログ記事より、
大豆に関するものを抜粋してみました。
ブログでは、大豆以外にも食品や健康、環境などに関する話題やマメ知識を書き込んでいますので、どうぞご覧下さい。
大豆にまつわる歴史の話です。 納豆の歴史は非常に古いのですが、糸引き納豆を発見したのは日本の武将という説が有力です。
時は平安時代、出羽の清原氏、陸奥の安倍氏という東北地方を支配していた豪族がいました。 「前九年の役(1051~1062年)」「後三年の役(1083~1087年)」という東北を舞台とする二つの歴史に残る大きな合戦が続いて起こります。 このとき、奥州に出兵した源義家が、糸引き納豆を発見したという伝説が各地に残っているそうです。
源義家が後三年の役で東北地方に出兵した際、陣地で大豆を煮ていたところ、敵の急襲を受けたので、煮ていた大豆を急きょワラの中に詰めて隠し、戦いました。 翌日、大切な兵糧である大豆を取りに戻ると、中から出てきたのはヌメヌメになった糸を引く大豆。 戦地でなければ「腐ってしまった!」と捨てるところを、他に食べ物がなかったので口にしてみたところ、それが美味しかったというものです。
900年後には、ヌメヌメの原因である納豆菌が創り出すナットウキナーゼが、脳血栓に効果があることが判明するなど、思いもしなかったでしょう。 ネットで「後三年の役」と検索し、合戦地をグーグルの地図で重ねて見ますと、納豆が誕生した地名なども推察できて興味深いです。
★陸奥=江戸時代までは現在の青森県・岩手県・宮城県・福島県の県域に相当
★出羽=現在の秋田県.山形県の県域に相当