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北海道の山々と大豆畑

特選写真集その10(2009.10月1~4日)

10月1~4日に士幌の赤間農場へ出張してきました。 今年は夏の長雨のため、ボカシなどの有機系肥料がまったく撒けなかったため、完全無肥料栽培となりました。
 もともと無農薬・無化学肥料栽培ではありますが、栄養素としての有機肥料が与えられなかったことと、雨の影響によって収量は何割か減ってしまいそうです。

 

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▲左の写真で、黄色い線で囲んだ部分が大豆の耕作地です。このうち何割かが無農薬のお味噌作りをされている業者さんなどの分ですので、残りが当社の割り当てになります。前述のとおり、収穫量が減ることが予想されますので、困ったものです。
 右は、反対側から見た航空写真です。この日は天気が良かったため、綺麗に撮影できました。

   

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▲上の写真で黄色の囲みをよく見ていただくと、右側に緑色の部分、つまりまだ茶色くなっていない部分があるのが分かります。ここは、品種の違う豆を播いた部分で、エダマメ専用の新種の大豆を試しに播いたところです。品種の違いで、生育がこれだけ違うのです。

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▲今年は、今までのトヨコマチに代わって、ユキホマレという品種を播きました。ユキホマレはトヨコマチの品種改良種で、味や栄養価などは一切変わらないのですが、地面からの距離が少し長いため、コンバインで刈り取り易くなっています。

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▲枯れたように見えますが、これでもまだまだ生きていて、地面から栄養を吸っている状態です。  このあと、10月の末まで放置して刈り取りを行い、そのあとで十分に乾燥させる『仁王積み』という作業を行います。
 拡大して見ますと、本来は「三ツ玉」と言って、サヤに3つの大豆が入っているべきなのですが、2つしか入っていないものが目立ちます。大豆の場合、今年のように生育環境が悪くても、全体的に栄養不良になるのではなく、3つ分の栄養で2つを育て、収穫量が減っても養分が足りなくならないようになっているようです。これも自然の知恵でしょうか。

 

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▲大豆の場合、このように地面に恵まれない土地でも十分に作付けが可能です。毎年、刈り取ったあとで何回も砂利を掻き出す作業を行うのですが、何年何十年たっても、小石はなくなりません。十勝というのは、そういう土地なんですね。このような土地でも十分に大きく育つ大豆という作物は、本当に強い生命力をもっていると痛感します。
 右の写真は、先ほどの枝豆用の大豆です。

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▲地面からチョコッと顔を出しているのは、忘れられたじゃがいも君です。実は、大きさが基準に満たないために、収穫されずに畑の肥やしになる運命なのです。なんか可哀そうな気もしますが・・・。 右のカボチャも、大きさが小さいために畑に置き忘れられたものです。

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▲ニンジンもタマネギも大きさが規格外のものは、この様に地面に帰るまで放置されたままです。無農薬ですし、美味しく食べられるとは思うのですが・・・


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▲赤間農場には、キャベツも菜っ葉もトマトも何でもあります。必ずしも全てを出荷しているのではなく、自家用に育てている作物も多いようです。またよく見てみると、無農薬のおかげですくすくと育っている生き物もいるのです。
 あまり気味の良い生き物ではないのですが・・・。この時期にこの大きさですが、氷点下の冬を越えて成虫になるのでしょうか。でも畑をよく見ますと、このように毛虫などの害虫に思う存分に食べさせている葉っぱと、そうでない葉っぱがちゃんと分けられているのが分かります。つまり出荷用の葉っぱから食べてもいい葉っぱに、赤間さんが害虫を移しているようなかんじです。今度、実際のところを聞いてみようと思います。害虫をむやみに農薬などの薬品で駆除せずに、自然との共存を考えているのでしょう。

今回の、大豆畑以外の写真は特選写真集11でご覧ください。

 

収穫風景
無農薬大豆