いつも生豆から焙煎(ロースト)してコーヒーを飲んでいますが、今日は(無農薬)大豆を焙煎して大豆コーヒーなるものを作ってみました。大豆はコーヒーではありませんが、巷ではノンカフェインの大豆コーヒーとして認知され、市販されているようです。
↑ まずは無農薬大豆を120gほど計量しました。いつもは焙煎機の都合で生豆を120gで焙煎しているので、比較しやすいからです。
↑ 自動焙煎機に生大豆を投入。ちなみに、この大豆は昨年2020年末に収穫され、弊社冷蔵倉庫で冷蔵保管されている最新の無農薬大豆です。
↑ 焙煎後の大豆はこんなかんじ。そのまま食べてみましたが、少し苦味が多く、焙煎しすぎたことが分かりますが、とりあえずこのままグラインダーにかけて、あとで飲んでみることにします。
↑ 今度は時間と温度を焙煎機の限界まで下げてみました。このへんが手焙煎と違って、細かい設定ができず難がありますね。
↑ 2回目の焙煎を終えた大豆です。これでも少し焙煎過多の気がしますが、まずは砕いて飲んでみましょう。
↑ 15分ほど焙煎した大豆をグラインダーにかけます。先人のサイトには細粗挽きが良いと書かれていましたので、そのようなサイズに粉砕してみます。あまり細かいとドリップフィルターを通らないようなので、ほどほどに、ということなのでしょう。
↑ これが最初に深く焙煎した大豆を砕いたものです。香ばしい匂いが部屋中に漂います。
↑ 浅く焙煎した大豆です。こちらも良い香りですし、あまり焦げていない感じですので、ちょうど良い焙煎具合かもしれません。
↑ 先人のサイトには、ドリップではお湯の通りが悪いのでティーバッグに粉を入れて飲むと良い、と書かれていますが、偏屈者の私は頑なにドリップでいきます。
10gの粉を100gの硬水でドリップしてみます。コーヒーの場合はもっとお湯も多いし、厳密に温度管理していますが、大豆コーヒーの味はあまり期待していないため、温度管理をせず重量のみ測り大雑把にドリップしました。
↑ 出来上がった無農薬大豆コーヒーです。当然、ノンカフェインですしとても優しい味がします。先人のサイトにはポリフェノールやイソフラボンなど機能性を持った成分が多く含まれているようなことが書かれていますが、数百度で焙煎されタンパク質が破壊された大豆に、機能性成分が残っていることは期待できないでしょう。
本当は焙煎機できな粉が作れないかと始めたのですが、自動機では温度管理が細かくできないため、あきらめます。
焙煎途中で大豆を強制排出もできますが、やはり豆の状態を目で確かめながらの、手焙煎が一番だと思います。
やはりコーヒーは本物が美味しいです。
と、ファイヤーキングが言っているようです。